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コラム 自走式立体駐車場の耐用年数は?メンテナスが不要って本当?メンテナンスにかかる費用などもご紹介!

自走式立体駐車場の耐用年数は?メンテナスが不要って本当?メンテナンスにかかる費用などもご紹介!

自走式立体駐車場の耐用年数は?メンテナスが不要って本当?メンテナンスにかかる費用などもご紹介!

比較的故障などが考えづらく”メンテナンス不要”とも言われる自走式立体駐車場ですが、税法上で定められた耐用年数があります。また、長く安全に使用するためにはメンテナンスも必要です。本記事では自走式立体駐車場の耐用年数、メンテナンスの方法や、それにかかる費用などを機械式駐車装置の総合メーカーである私たちが徹底的に解説していきます!

自走式立体駐車場の耐用年数は31年!

税法上で定められた、自走式立体駐車場の耐用年数は鉄骨造かRC構造かによって異なります。まずはそれぞれの耐用年数をご紹介します!

鉄骨造の場合:31年

RC構造の場合:38年

これらの年数は、あくまで税法上での耐用年数となっています。これを過ぎたら使用できなくなってしまうというわけではなく、しっかりとメンテナンスを行えばこれよりも長く使用することができます。減価償却などをお考えの場合は、この耐用年数を過ぎてしまうと計上できなくなってしまいますので注意しましょう!

税法上の耐用年数とは

税法上の耐用年数は、資産や設備などの固定資産に関連する税務上の概念です。これは、特定の資産が経済的に利用可能である期間を指し、その期間内で資産の減価償却が行われることを意味します。減価償却は、企業や個人が資産の価値が減少することを考慮して、その減少分を経費として認識するための手法です。

具体的な資産や設備の耐用年数は、地域によっても異なります。通常、税法や会計基準で定められた耐用年数に基づいて、資産の減価償却が計算され、これにより資産の取得コストを複数の期間に分割し、各期間における経費として処理することができます。

耐用年数を知ることは、企業や個人が適切な減価償却を計算し、税務上の取り扱いを正確に行う上で重要です。

自走式立体駐車場は”メンテナンスが不要”というのは間違い!

自走式立体駐車場の構造上、メンテナンスなどは不要なのでは?と考える方も少なくありません。そう考えられる要因は、機械式駐車場のメンテナンスに関連します。機械式立体駐車場の場合は毎月の定期メンテナンスが必要と考えられており、これにかかる費用も1台あたり5,000〜10,000円程度となっています。自走式立体駐車場はこの機械式駐車場に比べメンテナンス負担が軽いと考えられており、そのためメンテナンスフリーと言われることが多いですが、長く安全に使用するためにはメンテナンスを行う必要があります。

とくに装置や設備などは、万が一故障してしまった場合、トラブルの原因になる可能性もありますので、どのくらいでメンテナンスを行うべきかをしっかりと把握しましょう。以下に主なメンテナンス箇所をまとめました!

立体駐車場内の設備(精算機、エレベーター、出庫灯など)

立体駐車場内に設置された設備や装置などは、それぞれに定められた期間にしっかりとメンテナンスを行いましょう。

これらは万が一故障してしまった場合、トラブルに繋がる可能性があります。また、出庫灯に関しては駐車場法施行令第14条において、設置が義務付けられていますので、もしも知らないうちに故障し、作動していないなんてことになれば罰せられる可能性もあるので注意が必要です。

▼駐車場法施行令
“第十四条 建築物である路外駐車場には、自動車の出入及び道路交通の安全を確保するために必要な警報装置を設けなければならない。”

引用:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=332CO0000000340

一般的に自走式立体駐車場で利用されており、メンテナンスが必要とされる設備は以下の通りです。

  • 精算機
  • エレベーター
  • 出庫灯
  • 場内の照明設備など
  • スプリンクラーなどの消火設備

これ以外にも劣化が気になる設備がある場合は、そのメンテナンス期間をしっかりと確認して、それに沿ったメンテナンスを行いましょう。

自走式立体駐車場の経年劣化

次に経年劣化に対するメンテナスです。出入りする全ての車が通る入り口やスロープ、また各車止めなどは特にしっかりとメンテナンスを行いましょう。また床の塗装部分も剥がれていたり、見えなくなっているようなことがないようにメンテナンスを行いましょう。

点検サイクルは利用頻度によっても異なります。確かに、高頻度で故障してしまうようなものではありませんが、先ほども申し上げたように故障が原因でトラブルが起こってからでは遅いです。そうならない為、また少しでも長く安全に利用するためにしっかりとメンテナンスを考えましょう。

自走式立体駐車場のメンテナンス費用

自走式立体駐車場のメンテナンスにかかる費用は1台あたり年間で約10万円前後と言われています。

ただしこれは利用頻度などによっても異なるのであくまで目安とお考えください。ここには定期点検や各部品の交換や修理などが含まれています。また、故障してしまい交換が必要なものに関してはその分費用がかかります。

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豊国ファシリティーズは世界に誇れる高い技術力と、利便性・安全性・美しさを満たす駐車場システムを提供するエキスパートです!
当社は1990年に水門の総合メーカーである豊国工業の民生部門として誕生し、機械式駐車装置をはじめ防水扉やその他産業設備の製造・販売を行ってきました。そして2010年に事業分割によって「豊国ファシリティーズ」が設立され、多段式駐車装置の総合メーカーとして実績を積んできました。

事業開始からこれまで、確かな経験と技術で時代のニーズに応える設計製作をマンション、商業施設等に提案・導入しています。

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結論

自走式立体駐車場の耐用年数は、鉄骨造の場合が31年、RC構造の場合は38年となります。これは税法上で定められたもので、これを過ぎてしまうと使用できなくなるというものではありません。

また、メンテナスフリーとも言われる自走式立体駐車場ですが、メンテナンスは不要がないわけではありません!故障や整備不良などが原因で大きなトラブルが起こらないように定期的にメンテナンスを行うことが必要です。とくに立体駐車場内の設備や、経年での劣化が想定される部分はしっかりとメンテナンスしましょう。

まとめ

今回は自走式立体駐車場の耐用年数、メンテナンスなどに関する解説をお届けしました。このブログでは立体駐車場に関連する様々な情報を発信していますので、是非関連記事もご覧いただければと思います!

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