イオンやららぽーと、IKEAやコストコなどなど、多くの大型ショッピングモールであったり、物流倉庫や大型の大型施設、大通りに面した飲食店やスーパーなどでも、日常的に見かけることも多い自走式立体駐車場。実際にほとんどの人が1度は利用した経験があるのではないでしょうか?今回の記事ではそんな自走式立体駐車場について、機械式駐車装置の総合メーカーである私たちが徹底的に解説していきます!
同じ自走式立体駐車場にも種類があるのをご存知でしたか?
機械式立体駐車場との違いは理解していますか?
そういったところを、それぞれの特徴なども踏まえて解説していきます!
立体駐車場とは?2つの種類を徹底解説
立体駐車場とは、車両を垂直または水平に配置し、有効なスペースを最大限に活用するための駐車施設の一形態です。立体駐車場には様々な種類や形状がありますが、大きく分けて2つの種類に分けることができます。それが「自走式立体駐車場」と「機械式立体駐車場」です!
自走式立体駐車場とは
冒頭でも触れましたが、改めて自走式立体駐車場とは、大型のショッピングモールや物流倉庫、スーパーや飲食店などでもよく目にする形の立体駐車場のことを指します。運転手自身が構内を運転しながら終車スペースまで移動し、駐車するという仕様のもので、多くの方が利用した経験があるかと思います。
自走式立体駐車場を建設する場合は、この後に紹介する機械式立体駐車場に比べて、広めのスペースが必要となり、駐車スペースの他に移動するための車路であったり、スロープを設置する必要があります。自走式立体駐車場の中には、最も一般的な「フラット式」と、敷地などの都合で「フラット式」が採用できない場合などに選択されることの多い「スキップ式」、さらに「連続斜床式」の3つの種類も存在します。
機械式立体駐車場とは
機械式立体駐車場とは、自走式と異なり機械のシステムで車を駐車スペースまで移動させ、駐車する仕様の立体駐車場になります。出庫の際も同様です。こちらも、機械の種類・サイズなどは様々ですが、どのタイプでも自走式立体駐車場に比べて狭いスペースに建設することが可能となっています。
また、構内を走行することがないため、立体駐車場の課題として挙げられる敷地内での事故などのリスクが低く、トラブルが起きにくいとされています。一方で、自走式に比べて建設費用が高くなる傾向にあります。
自走式立体駐車場の7つのメリットを解説!
自走式立体駐車場のメリットはいくつかありますが、ここでは7つのメリットをご紹介いたします!
- 駐車する際の待ち時間が少ない
- 比較的重量や高さのある車に強い
- 利用方法がわかりやすい
- 荷物の出し入れが手間じゃない
- 防犯性が高い
- 直射日光や雨風の影響を受けにくい
- 多くの車を駐車できる
それぞれ詳しく見ていきましょう!
メリット1. 駐車する際の待ち時間が少ない
自走式駐車場の場合は入出庫を運転手自ら行うため、機械式立体駐車場で生じる入出庫の待ち時間のようなものがありません。
メリット2. 比較的重量や高さのある車に強い
自走式立体駐車場は機械式立体駐車場と比べて、その駐車場の制限によって異なりますが、大きな車やトラックなども受け入れることが可能な場合があります。
メリット3. 利用方法がわかりやすい
記事の冒頭でもお話ししたように、自走式立体駐車場は様々な場所にあり、利用経験者が多いため、機械式立体駐車場と比較すると利用方法がわかりやすい傾向にあります。
メリット4. 荷物の出し入れが手間じゃない
ショッピングモールなどで買い物をした商品や、車の中に忘れてしまったものを取りに行く際など、自走式立体駐車場であれば駐車した場所に行くだけですが、機械式立体駐車場の場合は一度出庫作業をしなくてはいけないので、この点もメリットと言えます。
メリット5. 防犯性が高い
こちらは平面駐車場と比較してのお話になりますが、防犯性が高いことも特徴です。必ずではありませんが、防犯カメラなども設置されていることが多いです。
メリット6. 直射日光や雨風の影響を受けにくい
立体駐車場は、多くの場合分厚いコンクリートなどで天井を覆われているため、直射日光や雨風の影響をあまり受けない特徴があります。(屋上は除く)
メリット7. 多くの車を駐車できる
スペースにもよりますが、仮に敷地面積が同じ平面駐車場と比較した場合、2段なら2倍、3段なら3倍近くの車を駐車できることになります。
自走式立体駐車場建設の際に注意すべき「駐車場法」
続いて、自走式立体駐車場の建設を行う際に注意すべき「駐車場法」について解説いたします。「駐車場法」という具体的な法律が存在するわけではありませんが、駐車に関する規制や法律は国や地域によって異なります。特定の地域での詳細な情報は、地方自治体や国の関連機関のウェブサイト、法令集、または交通安全センターなどから入手できます。
以下は、一般的な駐車に関連する法的な要点についての情報です。
- 交通法規
- 障害者駐車スペース
- 駐車違反の罰則
- 駐車場経営に関する法律
- 都市計画法
- 環境規制
一つずつ詳しく解説していきます。
1. 交通法規
一般的な駐車規制は、道路交通法やその他の地方自治体の条例によって規定されています。これには禁止駐車や時間制限、駐車スペースの指定などが含まれます。
2. 障害者駐車スペース
障害者駐車スペースに関する法規制も存在します。障害者駐車スペースは特定の基準に基づいて設けられ、通常は障害者手帳や障害者マークを持つ者が利用できるようになっています。
3. 駐車違反の罰則
違法な駐車行為に対しては罰則が科せられることがあります。これには罰金や取締りによる車両の移動が含まれます。
4. 駐車場経営に関する法律
駐車場経営に関連する法律や規制もあります。これには駐車場の設置基準、管理方法、料金設定などが含まれます。
5. 都市計画法
都市計画法は、土地利用や建築基準などを規定し、それに基づいて駐車場の設置や管理が行われることがあります。
6. 環境規制
一部の地域では、駐車場の環境への影響を考慮した規制が存在することがあります。
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豊国ファシリティーズは世界に誇れる高い技術力と、利便性・安全性・美しさを満たす駐車場システムを提供するエキスパートです!
当社は1990年に水門の総合メーカーである豊国工業の民生部門として誕生し、機械式駐車装置をはじめ防水扉やその他産業設備の製造・販売を行ってきました。そして2010年に事業分割によって「豊国ファシリティーズ」が設立され、多段式駐車装置の総合メーカーとして実績を積んできました。
事業開始からこれまで、確かな経験と技術で
時代のニーズに応える設計製作をマンション、
商業施設等に提案・導入しています。
まとめ
本記事では自走式立体駐車場に関する基本的なことやメリット、駐車場法などについて解説させていただきました。こちらのサイトでは私たちの経験や知識に基づいた様々な情報を発信していますので、是非関連記事等もご覧いただければと思います!