マンションやデパート、パーキングやオフィスなどで採用される機械式駐車場。もしも大雪に遭ってしまった場合、どのような注意点が考えられるかご存知でしょうか?もしも全く想定できていないのであれば、実際に大雪被害に遭ってしまった時に慌ててしまうかもしれません!本記事では、大雪や凍結時の機械式駐車場の注意点や、実際に起こり得るトラブル、それに対する対策などを、機械式駐車装置の総合メーカーである私たちが徹底的に解説していきます!
目次
雪が降った場合の機械式駐車場の3つの注意点とは?
雪が降り、積もったり凍結するような状況になった場合、機械式駐車場には以下のようなことが起こる可能性があります!
- 入出庫時に車が滑る
- センサーが遮られ機械が停止してしまう
- 機械部分が凍結してしまう
一つずつ解説していきます!
注意点1. 入出庫時に車が滑る
機械式駐車場で採用されるパレットは金属製のものが一般的です。普段は滑り止めなどが機能しており、そうした心配はありませんが、雪が積もったり、それが凍ってしまった場合などは車を入出庫する際に滑って所定の位置からずれてしまうような可能性があります。
それにより車体をどこかにぶつけてしまったり、最悪の場合はパレットから落下してしまうこともあるので、もしもそのような状況で稼働させる場合には十分な注意が必要です。
注意点2. センサーが遮られ機械が停止してしまう
機械式駐車場には安全のためセンサーが取り付けられているのが一般的です。そのセンサーが積もった雪で隠れてしまったり遮られてしまうと、安全な状態ではないと判断し、自動的に機械が停止してしまう可能性があります。
注意点3. 機械部分が凍結してしまう
機械式駐車場に限らず、屋外で使用するどんな機械にも言えることですが、大雪や外気によって機械部分が凍結してしまい操作不能になってしまう可能性があります。ただ単に停止するだけであれば大きな事故にはならないとイメージされるかもしれませんが、場合によっては中途半端なタイミングで止まってしまったり誤作動が起きたりと、大きな事故につながる可能性もあるので注意が必要です。
大雪なら機械式駐車場は使用しない!
ここまでに解説したことを踏まえ、大雪の場合は機械式駐車場を使用しないことをおすすめします!
また、何cmも積もるような大雪でなくても凍結による被害が想定されますので、こうした天候の際は積極的に使用中止などの処置を取りましょう。大きなトラブルや機械の故障があってからでは、当然のちにかかる負担も大きくなってしまいますので十分な注意が必要です!
大雪時の対策は?機械式駐車場利用者やオーナーができること
先ほど「大雪の日は機械式駐車場を使用しない」と結論付けました。とはいえ、利用者によっては車がどうしても必要な場合もありますし、管理者目線で言えば、使用中止したからと言ってトラブルが発生する可能性がゼロというわけではありません。この項では、大雪に遭ってしまった際に慌てず対処できるように具体的な対策を解説させていただきます!
利用者の場合
自宅マンションやオフィスなどで日頃から機械式駐車場を利用している場合に事前に行える対策としては、天気予報などを確認し、機械式駐車場が使用できなくなってしまう可能性がある日は別の場所に駐車するなどの対策を行いましょう。
基本的に管理者から事前のお知らせはされるかと思いますが、万が一の場合もあります。朝起きて「車が出せない!」「通勤出来ない!」のような事態にならないためにしっかりと対策をしましょう。
管理者・オーナーの場合
管理者やオーナーの場合の事前対策としては、利用者との間にトラブルが起きなようにしっかりと事前に通達をしましょう。また、緊急時に備え、メーカーや普段から利用しているメンテナンス業者の連絡先などを確認しておくことも大切です。
トラブルは意に反して突然起こります。そうした場合に慌てることなく対応できるように準備しておくことが大切です!
台風の場合の機械式駐車場の注意点は?
ここまで雪に対する注意点や対策を解説してきましたが、自然災害は他にもあります。その中で多く挙がるのが台風です。台風時の対策や注意点は以下の記事で解説していますので、こちらも是非合わせてご覧ください!
【台風時、機械式駐車場はどうなる?対応と対策について解説!】
機械式駐車場のことなら豊国ファシリティーズにお任せください
豊国ファシリティーズは世界に誇れる高い技術力と、利便性・安全性・美しさを満たす駐車場システムを提供するエキスパートです!
当社は1990年に水門の総合メーカーである豊国工業の民生部門として誕生し、機械式駐車装置をはじめ防水扉やその他産業設備の製造・販売を行ってきました。そして2010年に事業分割によって「豊国ファシリティーズ」が設立され、多段式駐車装置の総合メーカーとして実績を積んできました。
事業開始からこれまで、確かな経験と技術で時代のニーズに応える設計製作をマンション、商業施設等に提案・導入しています。
結論
大雪に限らず雪が降り、積もったり凍ってしまう可能性が考えられる場合は機械式駐車場の使用しないようにしましょう。また事前の対策として利用者であれば別のところに駐車すること、管理者であれば緊急時の対応を準備しておくことが重要です!
機械によるトラブルや利用者と管理者間のトラブルなどを避けられるように十分に注意し、安全に利用しましょう!
まとめ
今回は大雪時の機械式駐車場の注意点、事前の対策方法について解説させていただきました!こちらのブログでは、機械式駐車装置の総合メーカーである豊国ファシリティーズ コラム編集部が立体駐車場に関する様々な情報などを発信していますので、是非関連記事なども合わせてご覧ください!